暑さだけが原因ではない“いまどき夏バテ”。
こんな症状があったら、要注意です。

• 1〜5 ▶ 冷房バテ
• 6〜8 ▶ 冷房バテ・食冷えバテ
• 9、10 ▶ 食冷えバテ

　また、特に体が小さい子どもは、新陳代謝が活発で水分が失われやすい上に、体温調節機能が未発達で体温が上昇しやすく、大人以上に体力を消耗しがち。こまめな水分補給や衣類の調節など、大人が対策をしてあげましょう。

喉が渇いたと感じたときには遅いと言われている水分補給。熱中するとつい忘れがちになるので、30分に1回など時間を決めて、コップ1杯（200ml）程度を定期的に摂取するようにしましょう。全体の水分量は成人で1.8〜2ℓが目安です。一度に大量に水を飲むと胃液が薄まったり、血液中の塩分やミネラルの濃度が低くなったりするので、塩分や糖分を含む飲み物、また、塩分や糖分を補えるあめやタブレット、梅干しなどでミネラルを補給しましょう。時には、温かいほうじ茶や紅茶などで、食冷えバテを防ぐといいですよ。

アイスクリームや冷たいそうめんなど、冷たくて口当たりの良い食べ物は食冷えバテを招きやすいので、冷たい飲み物や食べ物はできるだけ避けましょう。また、エアコンで冷えすぎると身体の自律神経が乱れます。根菜類やショウガ、ニンニクなどを食事に取り入れて、身体を内部から温めましょう。炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルが取れるバランスの良い食事を基本とし、味噌汁は汗で失われがちなミネラルを補えるので、具沢山にして添えるとGOOD。

夏バテ防止には、水分代謝と血行促進が重要。水分代謝を促す効果が期待できる夏野菜を食べましょう。旬の食材は味も良い上に、夏に不足しがちな栄養素が豊富です。胃を元気にして消化を助けるトマト、利尿効果が高くむくみを改善するナス、体内の余分なナトリウムを排出するキュウリ、熱に強いビタミンCが豊富なゴーヤ、そしてビタミンやミネラル、食物繊維も豊富なオクラなど、季節の野菜を積極的に取り入れましょう。汗で失われた水分やミネラルを補い、余分な水分を排出してくれます。

ウォーキングやジョギング、ヨガやスクワット、軽い筋トレなどダイエットにも効果ありとされる「有酸素運動」が効果的です。適度な運動で汗をかくことにより自律神経が活発になり、汗腺を正常に働かせます。また、全身の血行をよくし、冷えにくく夏バテに強い体がつくれます。1日10分、ゆっくりした呼吸を行いながら、ムリなく行うことが大切。夏に負けない体づくりのための体力アップや、食欲増進、快適な睡眠にもつながりますよ。朝晩の涼しい時間帯などに行いましょう。

夏の体は、暑さと冷房の冷えによりストレスを感じて自律神経が乱れ、体温調節機能がうまく働かずに夏バテの要因となりやすいもの。自律神経のバランスを整え、ストレスを解消するために、シャワーで済まさずに湯船につかりましょう。水中の「浮力作用」で筋肉をゆるめ、「水圧作用」で血行を促進し、「温熱作用」でリラックスできる効果があります。睡眠の1時間前に、40℃前後のお湯に10〜15分（または38℃のお湯に20分）程度つかると、体が温まって発汗が促され、新陳代謝が良くなります。血流やリンパの流れの促進、むくみなども改善されます。

ゆったりした寝巻きや、熱のこもらない寝具など、快適な睡眠環境を整えましょう。接触冷感と呼ばれる材質のシーツなどを工夫するのもいいですね。また、睡眠前の強い光は禁物。寝る1時間前はスマホやパソコンから離れ、部屋の照明を暗めにし、エアコンを27〜28℃程度に設定して、就寝しましょう。タイマーが途中で切れて暑さで目を覚ますより、ぐっすり朝まで就寝できることを優先して。また、朝は太陽の光を浴び、日中の軽い運動、お風呂で体を温めるなど一日の生活のリズムも大切。もし、十分な睡眠が確保されなかった場合には、20分程度の昼寝で補いましょう。

温度差が大きい環境では自律神経のバランスが乱れるので、エアコンの温度設定は、外気温との差を−5℃程度にしましょう。外気温が高すぎる場合は28〜30℃、就寝時は27〜28℃を目安にしましょう。ただし、条件や感じ方によって快適温度は人それぞれ。体調などを考慮して、温度設定しましょう。自動運転機能にしておいたり、扇風機やサーキュレーターを使って空気を循環させると、室温が一定に保たれ、体感温度を下げることもでき、節電にもつながります。

いまどき夏バテ対策に効果的なお風呂。ぬるめのお湯にゆっくりつかることで熱中症になりにくい身体づくりにつながります。 それはしっかり発汗できるようになるから。発汗には“体温を下げる” 大切な役割がありますが、涼しい部屋にずっといると、体温調節機能が衰えて、熱中症のリスクが上がってしまうのです。便利な機能を搭載したフルオート給湯器も登場しています。夏に負けない身体づくりはお風呂から始めましょう!

●自動でお湯はり
●追い炊き機能 自動保温機能あり
●水位センサーで湯量が少なくなった際には自動で足し湯も

オート

設定湯量では止まらず、残り湯の湯量によって、たされる湯量にバラつきがある状態で、追い焚きが完了。
※残り湯の温度と設定温度が5℃以内の場合、「ふろ自動」を押すとお湯は沸きますが、湯量は少し増えるだけです。
※湯量を増やしたくない場合は、「追い焚きボタン」を押し、手動で追い焚きを行います。その際、保温機能は働きません。

フルオート

残り湯の湯量に関係なく、設定水位まで湯量を自動調節して、追い焚きが完了。
※湯量を増やしたくない場合は、「追い焚きボタン」を押し、手動で追い焚きを行います。その際、保温機能は働きません。

01：自動たし湯

設定湯量より3〜4cm少なくなると自動的にたし湯し、設定湯量をキープ。おふろに入る人が多く、浴槽内のお湯をよく使う家庭にオススメ。

02：入浴検知による自動追い焚き

人が浴槽に入ったことを検知し、入った人がぬるいと感じる前に自動で追い焚きをする。
※自動追い焚きと自動保温機能の場合、一定の間隔（30分ごとなどメーカーによる）で湯温をチェックし、温度が下がると追い焚きをします。すぐに温度を上げたい場合は、「追い焚きボタン」を押して追い焚きをする必要があります。ふろ自動運転中にもかかわらず、湯温がぬるく感じる人にオススメの機能。

03：追い焚き配管自動洗浄

浴槽のお湯を捨てる際、循環アダプタよりも水位が下がると、自動的に新しいお湯で追い焚き配管内を洗い流す。追い焚き配管にたまったままのお湯や雑菌などが気になる方におすすめ。
※パロマの給湯器の場合、オートタイプの給湯器も配管自動洗浄を行います。ただし、フルオートタイプとは異なり、自動運転が完了（自動スイッチが消灯）した時に配管洗浄が作動します。